生後8ヶ月はハイハイができるようになり、活動的になる時期ですね。
離乳食も中期になり、好き嫌いがはっきりします。なかなか食べてくれないと体重が増えないこともあるでしょう。
生後8ヶ月の赤ちゃんの成長を把握し、体重が増えない悩みをどう解決するか調べてみました。
目次
生後8か月の赤ちゃんの成長
生後8ヶ月は、ハイハイが始まり、運動発達が著しいため目が離せない時期です。
動ける範囲もかなり広がってくるので、キッチンにゲートをつけて、赤ちゃんが入れないようにし洗剤など誤飲の原因になるものは手の届かないところに置くようにしましょう。
階段などにもゲートをつけて落下防止の対策をしましょう。お風呂や洗面台もカミソリやシャンプーなど危険なものはしまうようにしましょう。
また、お風呂の水を残しておくのも危険です。お風呂の縁につかまってつかまり立ちなどに挑戦しようとして、はずみでお風呂の中に落ちてしまうことがあります。赤ちゃんの溺死の原因になりますので注意が必要です。
人見知りもまだありますが、それは記憶力が発達してきたしるしでもあります。
家族の顔や匂い、抱き心地などを覚えられるようになってきたということです。
記憶力の発達とともに「いないいないばあ」などのやりとりを楽しめるようになり、赤ちゃんの名前を呼ぶと振り向くなど声かけに反応するようになります。
離乳食についても慣れてきて、食具などにも興味を持ち自分でスプーンやフォークを持ちたがる赤ちゃんもいます。意欲的に食事を楽しめるようになる時期でもあります。
生後8ヶ月の赤ちゃんの体重の増加の目安
生後8ヶ月の赤ちゃんの体重は、平均値が男の子で6.96~10.14㎏、女の子で6.53~9.63㎏です。
体重の増加率は運動発達が盛んな時期ということもあり、かなり落ち着き1日に5g~10g、1ヶ月に200g~400gも増えれば充分です。
この時期は体格差も大きく、それ以外にも性差や個人差も大きい時期です。周囲と比較して焦ることなく、ゆったりとした気持ちで赤ちゃんの成長を見守りましょう。
生後8ヶ月の体重が増えない原因
生後8ヶ月の赤ちゃんの体重が増えない理由は離乳食が中期になったことで、食事の比率が離乳食に傾いていて、まだまだミルクや母乳で栄養を摂ってほしい時期なのに量が足りていないことです。
また、成長する時期は体重が増える時期と身長がグンと伸びる時期も。
たまたま身長が伸びる時期で、体重がそれに追いついていないケースもあります。
それ以外にも離乳食がなかなか軌道に乗らないため体重が増えないということも。
まだまだ母乳やミルクの方が好きで離乳食に慣れず食べ物にあまり興味がないということも考えられますね。
離乳食の形状や食材の切り方が苦手で、なかなか食べてくれないことや、食器や食具が使いづらい、飽きてしまったということもあります。その他には記憶力が発達し、運動機能面が伸びたことで遊びのバリエーションが広がることにより、遊びを食事で中断されるのを嫌がるなどということもあります。
体調不良などが続くと、食欲が落ちて体重が増えないということもあるので、着る物に配慮し、室温が快適になるように気を配ってあげましょう。
このようにこの時期の赤ちゃんは色々な理由で体重が伸び悩んでしまうことがわかります。
生後8ヶ月の体重が増えない場合の対策
生後8ヶ月の赤ちゃんの体重が増えない場合の対策として、まずは、ミルクや授乳の回数や量を今一度確認してみましょう。
生後8ヶ月の赤ちゃんは、4時間ごとに1日4~5回あげるのが平均的な量です。
母乳は離乳食のあと必ず飲ませるようにし、ミルクも1回200~220mlを目安に与えましょう。
離乳食の時間もあるのでなかなかペースをつくることが大変ではあると思いますが、授乳間隔をしっかりとり、授乳のペースをしっかりつくることで、飲める量も増え体重の増加につながります。
離乳食は、赤ちゃんが好む食材が見つかれば、必ず食べてくれる定番離乳食を作りストックしておくと、毎回ママも赤ちゃんもストレスなく食事を楽しむことができます。
好きな食材や味付けなどが見つかるとその食材で広げていけるので、赤ちゃんが喜んで食べるものを見つけてみましょう。
定番離乳食を中心に献立が組めると副菜などで新しい食材を試してみることができ、色々発展させていけるのもいいですね。
また離乳食の形状や切り方などに工夫してみましょう。
赤ちゃんの中には柔らかいものが好きな子がいれば歯ごたえがあるものが好きな子もいます。個人の好む形状に合わせて作ってあげると食欲が増すかもしれません。
食器や食具などにも工夫が必要です。
金属製のスプーンだと歯や舌にあたった感触が嫌で口に入れられるのを嫌がることもあります。プラスチック製のものにすることや、本人が好きそうな色やキャラクターなどの食器にしてあげるのもいいかもしれません。
そして、食事の楽しい雰囲気を楽しんだりすることも食欲が増すことにつながります。
ママやパパと一緒に食卓を囲むことで、食べ物に興味が出てきます。休みの日や平日の朝などパパに離乳食をあげてもらったりするのも、赤ちゃんも喜ぶしパパとのコミュニケーションにもなります。
離乳食も朝と夕方の2回になるので、食材をストックすることや、どの食材を組み合わせてあげようかとただでさえ大変なのに食べてくれなかったりするとママもストレスですよね。
ベビーフードや便利な調理グッズなどを活用して、気楽な気持ちで肩の力を抜いてやっていきましょうね。
生後8か月の体重が増えないリアルな悩み
生後8ヶ月に体重が増えないと悩んでいるママはたくさんいます。ここでは具体的な悩みをご紹介します。
生後8ヶ月の赤ちゃんの体重が増えない悩み
「生後8ヶ月の赤ちゃんを育てています。先月の集団検診で体重が少ないため要指導になってしまいました。まだまだ母乳が大好きで離乳食をしっかり食べてくれません。上の子に食物アレルギーがあるので離乳食を慎重に進めてはいますが、毎日ご機嫌で過ごしていますし、体重が減っていることはありません。
体重も本人のペースで緩やかではあるものの増えているのでそんなに心配していませんでした。体重はそんなに大きく増えてはいないものの身長がグンと伸びたのでそういう時期なのかなと思っていました。
指導内容としては、8ヶ月なので母乳はおやつのように考えて1日2~3回、あとは離乳食を2回~3回充分にあげなさいとのことでした。小柄なのは気になるのですが、まだ離乳食は2回で様子を見たいし、母乳大好きっ子なので母乳の回数は変えたくないし・・と思っています。
小柄なのは気になるのですが指導内容のように母乳や離乳食のペースを変えるのも抵抗があり悩んでいます。」
このお悩みに対しての解答もご紹介します。
先輩ママからのアドバイス
「うちの子も成長曲線から下にはみ出てしまっていました。お子さんが小柄で、母乳中心で離乳食がすすまないと体重もなかなか増えないし心配になりますよね。
指導内容は参考にする程度で、離乳食は食事に慣れればよいくらいの感覚で今は母乳をしっかり飲んでもらいましょう。なかなかすぐに体重がたくさん増えるということはないかもしれませんが赤ちゃんのペースを見守ってあげることが大切だと思います。
ちなみにうちの子も全然離乳食が進んでなかったのですが、1歳手前くらいに形状がだいぶ固めになってきたからか離乳食をパクパク食べるようになりました。体重も本人のペースで伸びており、今では成長曲線の下の方ですがギリギリ食い込んでいるという感じです。」
生後8ヶ月の体重がふえない!まとめ
生後8ヵ月の時期は離乳食も2回食になり、運動発達、認知の発達もめざましいため色々な原因で体重が増えないことが起こりうることがわかりました。
リアルな悩みにもありましたが、離乳食がすすまない時は母乳やミルクで補い、それぞれの赤ちゃんのペースを大切に色々な対処法を試してみましょう。
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