生後6ヶ月の赤ちゃんは両手で支えてあげると、お座りができるようになり成長著しい時期です。
集団検診もある時期なので、体重は増えているのか、体重が増えてないのはなぜなのか気になりますよね。
生後6ヶ月の時期の成長や特徴を知り、体重が増えない原因を探してみましょう。
目次
生後6ヶ月の成長

生後6ヶ月は、寝返りが上手になってきてコロコロと転がりながら移動し、いろいろなおもちゃなどに関心が広がっていく時期です。
両手で支えるとおすわりができるようになります。おすわりができるようになることで、更に視野が広がります。
すわって遊ぶことで遊び方が変わり、認知の幅も広がります。
ベビージムのような身体をのびのびと動かせるものや、引っ張ったり、ボタンを押したり、ボールを入れたりするようなおもちゃなどはこの時期の赤ちゃんにぴったりのおもちゃです。
成長にあわせて、おもちゃを選んであげるのも楽しいですね。
生後6か月の体重増加の目安

体重の平均は男の子が6.44~9.57kg、女の子が6.06~9.05kgです。
産まれてから急激に身長や体重が毎月増えていくというペースが落ち着いてくる時期です。
それでも1日に10g~20gほど増え、身長も1ヶ月で約1㎝伸びるのです。
とはいえ、生後6ヶ月の時期は運動の差などもあり、体重も性差、個人差が激しい時期です。発育曲線から著しくかけ離れた数字でなければ神経質になることはありません。
地域の保健センターなどや大型のショッピングセンターのお手洗いや育児グッズなど赤ちゃんの体重を測れるところはたくさんあります。体重の推移を把握し、心配な場合は保健師さんや医療機関などで相談してみるのもよいと思います。
生後6か月の赤ちゃんの体重が増えない4つの原因

生後6ヶ月の赤ちゃんの体重が増えない原因として考えられることは以下の4つです。
- 離乳食がなかなか進まない
- 歯が生え、授乳がスムーズに行えない
- 夜泣きやたそがれ泣きで授乳間隔が乱れてしまう
- 赤ちゃんが病気にかかってしまう
この時期は集団検診もあり、この時期に離乳食の研修がある自治体も多いのではないでしょうか。
慣れない離乳食で、食欲が落ちてしまうこともあると思います。これは体重が増えない原因になります。
最初はすぐに色々な種類の食べ物に広げることなく、ゆっくり形状や柔らかさなどに気をつけて進めていきましょう。
また離乳食をあげる時間を決めるなど、食事のペース作りも大切です。
ママも慣れない離乳食作りで大変な時期だと思います。フードプロセッサーなどの便利調理器具を使ったりして、簡単に野菜などを細かくしたりするのもいいと思います。
また、食事用のスタイや赤ちゃんが使う食器などもかわいいものがたくさん出ているので、そういったアイテムでテンションを上げるのも楽しいですね。
生後5ヶ月の時期は、歯が生え始める赤ちゃんもいます。個人差があるのでまだ生えてないという場合も心配ありません。歯が生えることで、授乳時に赤ちゃんに乳首を噛まれてしまうことがあります。
乳首を噛まれるのではないかと思うと授乳の時間が恐怖の時間に変わってしまいます。まだ離乳食を始めたばかりの時期はミルクや母乳がまだまだメインの栄養源です。授乳がスムーズに行えないことも体重が増えない原因になるのです。
乳首が傷ついてしまった場合は乳頭保護器をつかったり、飲ませる体勢を変えたりしてみましょう。また馬油などの保護クリームでケアすることも大事です。
そして、この時期は夜泣きや黄昏泣きもあります。ママも赤ちゃんも特に夜間何度も授乳で起きたりすると睡眠時間ももちろん授乳間隔も乱れてしまいなかなか授乳のペースが作れず体重が増加しない原因になりえるのです。
この他にも生後6ヵ月の時期は母体からの免疫が切れてきて、病気になりやすい時期です。病気になると、ガバッと体重が減ってしまい、そのままなかなか体重が増えないということもあるので注意が必要です。
室内の温度や赤ちゃんが着るものに気をつけて、快適に過ごせるような環境作りをしましょう。
普段から体温を測る習慣をつけ、普段と様子が違う場合は受診しましょう。急な体調の変化に対応できるように夜間や休日に診療している病院などを調べ、場所や連絡先を目に付くところに貼るなどし、パパとも共有しておきましょう。
生後6か月の体重が増えない場合の対策

生後6ヶ月の体重が増えない場合の対策としては
- 離乳食が進まなければ授乳でしっかり栄養を補う
ということが有効です。
離乳食については、まだ始めたばかりでスプーンなどの食器が口に入ってくるのも赤ちゃんは慣れていない時期です。ミルクや母乳以外の食べ物も味の違いに戸惑っていることもあると思います。
段階的にゆっくりすすめて、離乳食が進まなければしっかりミルクや母乳で栄養を摂りましょう。
なかなか離乳食を食べてくれないと不安になることもあると思います。
しかし、身体がしっかりしてきて歯が生えてきたりすると、離乳食を楽しめるようになる赤ちゃんも多いので、毎日食事に慣れればいいや・・くらいの気持ちで頑張ってみましょう。
生後6か月で体重が増えないリアルな悩み

続いて、実際のママの体験談を紹介します。
体重が増えないことで悩んでいるママは多くいますよ。
生後6ヶ月のママの悩み
「生後5ヶ月頃から私が食事していると、赤ちゃんがよだれを垂らしているので、離乳食を始めました。完全母乳なので機嫌が悪い時や夜泣きの時もすぐ飲ませてしまい、お腹が空いている状態が認識できているのかが不安です。
そのため、一応時間を決めて離乳食を始めてみたのですが、全然食べません。ほとんど私が強引に口に入れているという感じで、これでいいのかな?と思ってしまいます。おかゆが嫌いなのかと思い、りんごをすりおろしたものや、にんじんやカボチャなど食べやすそうな食材をチョイスしても結果は変わりません。
お腹が空いていないのかご機嫌が悪い時など暴れてしまい、口の中に入れることもできません。
ついつい焦ってしまい離乳食の時間がストレスに感じてしまいます。歯も生えてきて授乳時に痛いので早く進んで欲しいと思うのですが、思うようにいかないことに悩んでいます。」
これに対しての解答もご紹介します。
先輩ママからのアドバイス
「離乳食の形状や温度はどんな感じですか?形状が柔らかすぎたりするのが嫌な赤ちゃんもいるようです。
我が家の場合は、おかゆなどはドロドロのものより、粒が残っているものや野菜類もドロドロすぎないもののほうが良く食べています。離乳食に慣れてきたら、パクパク食べてくれるかもしれませんよ。
ただし、6ヶ月の始めたばかりの頃は上澄みのようなものから少しずつ始めてくださいね。
あまり食べないようならベビーフードなどを使ったりしてみたり、あまり無理しないことも大切です。今の時期なら、ミルクや母乳でしっかり栄養が摂れていれば安心です。
あくまでも食事の練習をするという感覚で気軽に挑戦してみてくださいね。
ママやパパと一緒に食べたりして、食事の楽しい雰囲気を楽しむのもいいですね。」

生後6か月の体重が増えないまとめ

寝返りやお座りができるようになることで、身体を動かす時間も増える時期ですね。
そのため、たくさんミルクや母乳を飲んでいても今までのようにぐんぐん体重が増えるようなことがなく悩んでしまう時期ですよね。
集団検診もあるので、体重が増えないことや寝返りなどの運動発達など心配事がある場合はなんでも保健師さんや小児科医に相談してみましょう。
特に授乳などで悩んでいる場合はちゃんと量が飲めているのか、歯があたらないような咥えさせ方など確認するのもいいでしょう。
離乳食や夜泣きなど新しいことが始まり、離乳食を食べてくれないことや夜泣きで授乳やミルクのペースが崩れるのも体重が増えない悩みに結びついてしまいますね。
夜泣きなどはパパにも一緒に対応してもらったり、離乳食もパパと一緒に下ごしらえをしたり、朝食時やお休みの日の昼間などにみんなで一緒に食事をする機会を作ってみましょう。
体重がなかなか増えないことで悩んでしまうこともあるでしょうが、ゆったりと構え離乳食とミルクや母乳のバランスを取り、それぞれの赤ちゃんのペースで着実に体重が増えていくといいですね。
大変なことや悩みもあると思いますが、他のママも同じように悩みながらも立派に子供を育て上げています。
悩みながら、模索しながらも楽しんで子育てをしていきましょう♪