生後1ヶ月の赤ちゃんは、ぷくぷくと肉つきがよくなってきます。
でも、まだママも赤ちゃんも授乳に慣れず「生後1ヶ月で体重が減る・増えない」とお悩みのママも多くいることでしょう。
こちらでは、生後1ヶ月で体重が減る・増えない場合の原因と対策について紹介をしています。
目次
生後1ヶ月の体重の増え方!減るのはなぜ?
待望の赤ちゃんが生まれてから、1ヶ月が経つと新生児と比べてちょっぴりふっくらした体型になってきます。
夜間も授乳が続くので、寝不足になっているママも多くいることでしょう。
でもその期間は長くは続かないので、貴重な時間だと捉えて、愛しいわが子への授乳時間を大切な時間にしていきましょう。
生後1ヶ月をむかえると、1ヶ月検診があり、先生に身長や体重を調べてもらいます。
体重を調べることは、赤ちゃんがきちんと成長しているかを確認するための1つの指標となりますので、きちんと検診に行くようにしましょう。
こちらを見てくださっている方は、赤ちゃんの体重が増えないことでお悩みのママだと思います。もしかしたら、1ヶ月検診で体重が増えていないとお医者さんに言われたのでしょうか。
思うように体重が増えないことで、母乳が足りていないのか?ミルクが足りていないのか?もしかしたら病気ではないのか?など様々な悩みをかかえ、不安におしつぶされそうになりますよね。
こちらでは、赤ちゃんの体重の増え方について、体重が増えない原因と対策について紹介をしていますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
生後1ヶ月の平均体重
生後1ヶ月の赤ちゃんの平均体重は、生まれた時の体重や性別によって異なります。みんながみんな同じ増え方をするわけではないので、参考にする程度でいいと言えるでしょう。
体重 | 身長 | |
男の子 | 2,100~3,760g | 44.0~52.6cm |
女の子 | 2,130~3,670g | 44.0~52.0cm |
■成長曲線より
平均体重でさえこれだけの幅があるので、子供の成長は、その子それぞれで変わってくるということが分かると思います。
成長曲線に入っていなくても、成長曲線にそって体重に変化があれば問題ないと言われています。
1日に6回以上しっかりとおむつが濡れており、体重が順調に増えていれば、成長曲線からはみ出していたり、成長曲線に届いていなくても、細かく気にする必要はありません。
平均の幅から外れていると、気になってしまう方も多くいるかと思いますが、体重の増え方にはそれぞれの赤ちゃんにとって最適なペースがあるので、成長曲線の下であっても、上であっても、右肩上がりに体重が増えていれば気にする必要はありません。
極端に体重の増加が少ない場合には小児科で医師に相談してみましょう。どんな相談でも親身になってくれますよ。
また、体重のことで神経質になりすぎると、ママがストレスを抱えてしまう原因にもなりますので、気にしすぎないことが1番です。あくまでも目安として捉えましょう。
生後1ヶ月の体重1日の増加量
平均を見てみても、生まれたときの体重がそれぞれ違うので、平均値の幅も広いですし、そこに必ず収まっていないといけないというわけでもありません。
どちらかというと気にするべきことは体重が1ヶ月でどれくらい増えたかということになります。
個人差もありますが、出生時から1ヶ月で身長が約5cm、体重は700g~1kg(1日30g)ほどあれば順調であると言われています。
そのため、1日30g増加というのが新生児の体重の増え方の目安となります。
定期的に赤ちゃんの体重を測ることで、赤ちゃんの体重がどのくらい増えているかを確認し、母乳やミルクの量が適切なのかをチェックしてみましょう。
ただし、毎日毎日体重を量ると「今日は少ない」「今日は多い」などと神経質になりすぎしまい、ストレスの原因となります。
なので、1週間に1回や2週間に1回など期間を決めて測ることで、ストレスフリーにどれくらい増加しているのかを確認してあげるといいでしょう。
尿が最低でも6回以上出ていることが母乳やミルクを十分飲めているか確かめる基準にもなりますので、そちらもチェックしてみて下さいね。
ただし、新生児は母乳やミルクを飲んでいても、生後3~5日の間は200~300gぐらい体重が減ることがあります。一時的に体重が減ることは、生理的体重減少と呼ばれ、飲む量よりも、汗や尿などで体の外に出ていく分が多いたに起こる現象です。だいたい1週間ほどで元の体重に戻るので心配はいりません。
生後1ヶ月で体重が増えない原因
生後1ヶ月の赤ちゃんは、まだ寝んねをしていることが主で、授乳回数も多い時期。
なので、成長スピードが早く体重も増えやすい時期だと言われています。
なかなか体重が増えないと脳の成長にも影響を及ぼし、脳が障害を起こす場合があるとも言われています。母乳やミルクで摂取した栄養は、まず最初に脳にいきます。体重が増えていないと、脳に栄養がいってないのではないか、と疑われるわけです。
ですが、赤ちゃんの成長スピードには個人差がありますので、あまり体重が増えないからといって悩みすぎないようにしましょう。赤ちゃんの顔色がよく、機嫌がよければ順調に成長している場合が多いです。
こちらでは、赤ちゃんの体重が増えない原因について紹介をしていますので、体重が増えないとお悩みの方は、参考にして取り入れてみて下さい。
母乳やミルクが足りていない
まず赤ちゃんの体重が増えない1番の原因として考えられることは、母乳やミルクが足りていないということです。
ミルクだけで育児をしている場合は、ミルク缶に書いてある規定量をきっちり飲ませましょう。濃すぎたり、少なすぎたり、飲ませすぎは赤ちゃんの体に負担をかけることに繋がります。
母乳だけで育てている場合には、基本的に欲しがるだけあげていいと言われています。しかし、どれくらい母乳がでているのかが分からないため、ミルクを足すべきなのか分からないというママもいらっしゃるでしょう。
母乳の出はママのコンディションによっても変わりますし、毎回同じ量の母乳が出るとも限りません。
不安な方は、まず、母乳をどれくらい飲ませてあげれているのかを確認して見て下さい。
母乳量や赤ちゃんの体重の増加量を測るには、ベビースケールを使うことが正確ですが、ご自宅でも簡単に測ることができるので試してみて下さいね。
また、1回の授乳で必要な母乳量はこちらです。
- 生後1ヶ月まで:1回に80~120ml
- 生後1ヶ月以降(生後4ヶ月まで):1回に200ml
体重を計ってみて、この量を満たしていれば、ミルクはたさなくて大丈夫でしょう。
もし少ない場合にはミルクを足すという決断も必要になります。
また、体重以外にもおしっこやうんちの回数でも母乳が足りているのかを確認することが出来ます。排泄回数が少ない場合は、母乳やミルクが足りていない可能性があります。
- おしっこ:1日6~8回
- うんち:1日5回程度
おしっこは最低でも6回以上が母乳が足りているかどうかの目安となります。極端に少ない場合は、母乳が足りていないので、ミルクを足してあげましょう。
母乳だけで育てたいというママもいるかもしれませんが、意固地になって体重が増えないことで悩みをかかえストレスを溜めることは、母乳の出を悪くする原因にもなります。
ミルクを足すことで赤ちゃんもママも元気でいられるのであれば、その方がママにとっても赤ちゃんにとっても良いのではないでしょうか。
室温が適していない
赤ちゃんはまだ体温調整が上手にできません。そのため、部屋の温度が低いと体温も一緒に下がってしまいます。
下がってしまった体温を上げようとするときに、赤ちゃんはたくさんのカロリーを消費してしまうのです。
また、室温が高い場合もしかりで、汗をかくことでカロリーを消費してしまいます。
そのため、母乳やミルクで摂取した栄養も、体温を上げるために使われてしまい、体重が増えないという可能性も考えられます。
朝までぐっすり眠る
この時期は夜中に起きる赤ちゃんが多いのに対して、ぐっすりと長い時間眠りについてくれる赤ちゃんもいます。
そうすると必然的に授乳回数が少なくなり、赤ちゃんの摂取する母乳量も少なくなってしまいます。
なので、夜中に起こしてあげて飲ませることで1日の摂取量を増やすということも検討すべきかもしれません。
夜中にぐっすり眠れるのはうれしいんですけどね。
病気の場合もある
ミルクを足しても何をしても体重が増えないという場合には病気にかかっている可能性もあります。
赤ちゃんの機嫌が悪かったり、顔色が悪くなっていたら、近くの小児科へいって診てもらいましょう。病気でない場合にも、体重に関してのアドバイスがもらえます。
生後1ヶ月で体重を増やす3つの対策!
赤ちゃんの体重がなぜ増えないのかについて説明してきましたが、赤ちゃんの体重を増やすためにはどうしたらいいのでしょうか?
赤ちゃんの体重を増やすための3つの対策を紹介さえていただきます。
ミルクを足してあげる
赤ちゃんの体重が増えない原因として1番考えられるのが、母乳またはミルクが足りていないことです。
- 母乳の摂取量が少ない
- 排泄回数が少ない
など、該当するものがあればミルクを足してあげましょう。
ミルクのみで育児をしている場合には、ミルクの缶の規定通りの量を飲ませてあげましょう。
ミルクの授乳は3時間の間隔をあけることが望ましいとされています。
適した室温に調節する
赤ちゃんが体温調節でムダなエネルギーを使ってしまわないように、部屋の温度にも気を配ってあげましょう。
適切な室温は25度前後だとされていますので、このように調節をしてあげることが望ましいです。
赤ちゃんの背中が汗ばんでいると暑い、ひんやりとしていると寒いということになりますので、実際に背中を触って室温が適しているのかを気にかけてあげましょう。
夜中に起こして授乳をする
夜にまとまって寝てくれる赤ちゃんは、ママからしたら大助かりですよね。
しかし、まとまって寝ることで授乳の回数がへり、赤ちゃんが摂取する母乳量が少なくなってしまいます。
そのため、体重の増加が少なくなってしまう場合もあるので、4時間以上眠っているようでしたら起こしてあげて、授乳をしてあげましょう。
生後1ヶ月のママのリアルな体重の悩み
実際に生後1ヶ月の赤ちゃんを持つママがどのような悩みを抱えているのかを紹介させていただきます。
赤ちゃんの体重が増えない悩み
生後1ヶ月半ですが、なかなか体重が増えず、悩んでいます。
体重の推移は
生まれたとき | 3120g |
退院時 | 3270g |
1ヶ月検診 | 3620g |
1ヶ月検診時に栄養状態が要指導になってしまったため、2ヶ月検診も受けることとなりました。
母乳は搾乳をしないと痛いくらいに出ているため、ゴクゴク飲んでくれているのため、1ヶ月検診時までは母乳のみで育てていました。
しかし、検診で体重の増え方が思わしくないということで、ミルクを足すように言われ、混合にしています。
ただ、母乳を飲んだ後にミルクを飲ませると20~30ぐらいしか飲んでくれず、ミルクだけをあげるようにしてみても100を飲むのがようやくといった感じです。
昼間は起きていることが多いので、欲しがるだけ母乳をあげています。
夜はよく寝てくれるので1度起きたときに授乳をするだけです。
生後3ヶ月までは体重の増加が著しいと見たのに、なかなか体重の増えないわが子を見て心配です。
体重があまり増えないと、脳障害がおきる可能性があると聞いたことがあるので、不安は募るばかりです。。
体重増加が少なかったママの答え
赤ちゃんが母乳やミルクを噴水のように吐き出してはいませんか?
このような状況だと受診をおすすめしますが、赤ちゃんの機嫌がよく元気であれば大丈夫だとされています。
わが子も出生時から1ヶ月経って体重は600gほどしか増えませんでした。
始めは母乳だけで育てていたのですが、母乳が足りなかったのか、泣くようになったのでミルクを足すようにしました。
小児科の先生が言うには、母乳の出は毎回同じなわけではないので、授乳する度にミルクを足してあげていいとのこと。
また、夜中に長く寝ていると授乳回数が減ってしまうので、長くても4時間で起こして授乳をしてあげるといいとのこでした。
ミルクを足してみてもその時々によって飲む量も違いますが、今4ヶ月になって元気に成長しています。
母乳やミルクを飲む量は、個人差があるので、「普通」とか「平均」とかではかれないと思います。
大人でも少食な人がいるように赤ちゃんだってあんまり飲めない子もいます。
先輩ママとしてのアドバイスとしては、機嫌が悪くなく、元気なのであれば、その子の個性として受け止めてあげて、悩みすぎず、ストレスを溜め過ぎない方がいいと思います。
赤ちゃんはすぐに成長をするので、その時々の成長を楽しみましょう。
心配になった場合には近くの小児科の先生や保健所で相談をしてみましょう。
一緒に悩んでくれて、解決策を提案してくれますよ。
赤ちゃんを母乳で育てたいと思っているママでこんな悩みはありませんか?
- 授乳中にも甘いものや脂っこい食事がなかなか止められず、赤ちゃんの体重増加が気になるママ
- 母乳の量が足りなくて、赤ちゃんの体重が増えないとお悩みのママ
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でも、平均から少し外れていてもその子なりに右肩上がりに体重が増えていて元気であれば心配はありませんよ。
赤ちゃんの成長を温かく見守ってあげましょう。